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乳房炎予防 なぜ乳頭にシワがないと良いの?


みなさん、こんにちは。

突然ですが、牛の乳頭の本来の姿を知っていますか?


シワがなくスベスベしているものです。

ここでは、乳頭にシワがあると
どのような影響があるのかお話します。


まずは、『シワがない乳頭』と『シワがある乳頭』の写真を見比べてみましょう。 

シワがない乳頭

シワがある乳頭

写真を見ると一目瞭然ですよね。

『シワがある乳頭』は黒い汚れが目立ち、
乳頭全体が黄ばんでしまっています。

このように適切な衛生管理がされていなければ、
シワの間に雑菌や汚れがたまってしまいます。

そしてディッピングや搾乳時間の延長にもつながると同時に
乳房炎のリスクも高くなります。
搾乳時間の延長は乳牛へのストレスにもなってしまいます…

また、このようにシワの間に雑菌や汚れがたまってしまうと、
水でどんなにしっかり洗ってもなかなか簡単には落ちません。

だからこそ、こうなってしまう前に
シルキーディップを使った日頃の乳頭ケアを
しっかりすることをおすすめします!

乳房炎予防 シルキーディップの殺菌原理


みなさん、こんちにちは。

先週の投稿では「シルキーディップとは何なのか」ということについて
簡単に紹介させていただきました。

ここでは、シルキーディップの殺菌原理について
一問一答形式でお話していきます。


Q.シルキーディップは何で殺菌するの? 

A.遊離ヨウ素によって殺菌します。


Q.遊離ヨウ素って何?

A.ヨウ素原子Iが2つ結合している二原子ヨウ素です。
    シルキーディップに含まれる界面活性剤が
ヨウ素を包み込み(ヨウ素複合体)、ヨウ素を水に溶けやすくしています。
    このヨウ素複合体から二原子ヨウ素を離れ、
水中に溶出してきたものを遊離ヨウ素といいます。


Q.じゃあ遊離ヨウ素でどのように殺菌するの?

A.遊離ヨウ素が細菌表面の膜タンパクと反応して殺菌すると考えられています。



 基本的な殺菌原理についてお話してきましたが、ご理解できたでしょうか?

ここからは、殺菌原理を知ったうえで疑問に思うことを
いくつか取り上げてお話します。


Q.有効ヨウ素濃度が高ければ高いほど遊離ヨウ素が多くなるから、
殺菌作用も高くなるの?

A.そうではありません。
大学の微生物学専門の研究室にて殺菌試験をしてもらったところ、
黄色ブドウ球菌に対しては1~500倍肺炎桿菌に対しては1~2000倍まで
希釈しても菌を死滅させる効果があるとわかりました。




    また、ヨウ素系殺菌消毒剤ポピドンヨード液(有効ヨウ素濃度0.7%(原液))では、
遊離ヨウ素濃度が最大となることが報告されています。
 
 
Q.そこまで高い殺菌力があることはすごいことだけど、
安全性は大丈夫なの?

A.有効ヨウ素濃度が0.15%に設定されています。
この濃度は薬剤が乳汁へ移行しないことが調査済みであり、
乳頭にも優しい弱酸性です。    


Q.保証期間は決まっているの?
A.有効期間は3年と決められており、安定性にも優れています。


このように、シルキーディップは高い殺菌力があるだけでなく、
安全性・安定性の観点でも安心できると言えます!


< 関連お知らせ >



シルキーディップって何?





当社で製造しているシルキーディップは、乳牛の乳房炎予防と
健康的な乳頭の実現をお手伝いすることをコンセプトにした純国産の殺菌消毒剤です。




< 特長 >
◇プレ・ポストディッピング両用です
◇希釈が不要です
◇アルコールを含んでいません
◇着色料を一切使用していません
◇使用されている界面活性剤は保湿性に優れています
さらにグリセリンを添加しています
◇国内で登録され、国内で生産されている純国産です
◇泡立ちが良いため、フォームタイプでの使用が可能です
◇遊離ヨウ素による高い殺菌力があります
◇薬剤の乳汁への移行等の安全性について確保されています
◇20L容器のため、使い切りで封を開けて新鮮な状態のものを使用できます
< 用法・用量* >

原液をコップ等の容器に入れ、毎搾乳前後を下記のように用います。

◇搾乳前(プレディッピング)
 乳頭の汚れを落とした後、乳頭を短時間浸漬し

使い捨てペーパータオル等で乳頭を拭いて乾かしミルカーを装着します。

◇搾乳後(ポストディッピング)
 ミルカーを離脱した後、直ちに乳頭を短時間浸漬します。

< 使用上の注意* >

【基本的事項】

守らなければならないこと

(一般的注意)
◇効能・効果において定められた目的にのみ使用してください。
◇定められた用法・用量を厳守してください。
(取扱い及び廃棄のための注意)
◇搾乳前に使用する場合は、
ミルカー装着前に乳頭に付着した薬剤を
使い捨てペーパータオル等で拭き取ってください。
◇有機物は、有効ヨウ素を消費するので、混入をさけてください。
万一、多量の乳等が混入した場合は、廃棄し、新たに容器に入れ使用してください。
◇一度使用した液で、長時間放置したものの再使用はさけてください。

◇使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分してください。

◇本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、
地方公共団体条例等の従い処分してください。
◇小児の手の届かないところに保管してください。

◇飲料用ではないので飲まないでください。

◇直火、電子レンジ等で加熱しないでください。

(牛に関する注意)

◇外用以外には使用しないでください。

使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)
◇本剤が眼に入らないように注意してください。
万一、眼に入った場合は、多量の水で洗眼してください。
また必要に応じて医師の診断を受けてください。
◇皮膚、粘膜を刺激する恐れがあるため、
付着した場合は多量の水で洗い流してください。
また必要に応じて医師の診断を受けてください。
◇誤って飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受けてください。

◇事故防止のため、作業時にはゴム手袋等を着用してください。

◇作業後は、石けん等で手をよく洗ってください。

(牛の関する注意)
◇使用前には健康状態について検査し、
異常を認める場合は使用しないでください。
◇使用によりまれに発疹等の過敏症状が現れることがあります。
この場合は使用を直ちに中止してください。
*:動物用医薬品等データベースより参照


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