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乳牛の乳房炎予防コンテンツ

こんなに違うシルキーディップ (中四国畜産発表会より)


2019.11.28 中四国畜産発表会で発表された
有友康人獣医、前橋克彦獣医による
「シルキーディップ による水分量変化」
の検証データです。















乳質悪化と経済的損失につながる?!乳房炎って?②


こんにちは。

今年もあと一週間で終わってしまいますね…。

毎日寒くて外に出るのも一苦労という感じです…。
寒い…つらい…

寒いことをやいやい言ってもしょうがないので…

今回も元気よくいきましょう!

前回は『乳房炎』について
「乳質」の面からお話させていただきました。

今回は、「経済」に目を向けて
お話させていただきます。

乳房炎が酪農家に対してもたらす経済的な損失は
直接的と間接的な2方面に分かれます。

( 直接的なコスト )
①牛乳の廃棄
②薬剤・獣医師等の経費がかかる

( 間接的なコスト )
①体細胞数増加
②乳房の損傷や潜在性感染による残りの泌乳期間の乳量減少
③治療と看護に要する余分な労力
④淘汰率と更新率の増加⇒遺伝的優秀性を失う
⑤乳牛の死亡

乳房炎にかかってしまうだけで、
これらの経済的損失が考えられます。
ええっぇぇぇぇえ?!

この中でも前回お話した乳質悪化に強く関係しているのは、
「体細胞数の増加」です。

高体細胞数牛群の経済的損失の大部分は、
潜在性感染によるもので、
乳量減少、乳糖・カゼイン・乳脂肪の減少をもたらします。

体細胞数が20万を超えて10万ずつ増加するごとに、
乳量は2.5%ずつ減少していくと考えられます。
ひえっ

また、一度乳房炎にかかってしまうと
そう簡単に健康な状態に戻すことはできません。

余分なコストをかけない・乳牛の健康を守るためにも
シルキーディップでの搾乳前後のディッピングをおすすめします。


今回はここまで。

次回からはみなさんにぜひ聞いていただきたい!

シルキーディップの自慢話をお話します!

緑書房「牛の乳房炎コントロール」参照

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乳質悪化と経済的損失につながる?!乳房炎って?①


こんにちは。

前回、前々回は『乳房炎予防』という観点から
お話させていただきました。

ここでこんな疑問を抱いた方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

そもそも『乳房炎』ってなに?
病気ということはなんとなく名前から分かるけど…

わかりませーん

ということで、今回・次回で「乳質」と「経済」の2つのテーマから
『乳房炎』についてお話させていただきます!

今回は「乳質」。

まず、『乳房炎』とは単純に「乳房の炎症」を意味します。
基本的には「伝染性」と「環境性」の2タイプに分かれます

乳房炎は、下の表にあるように乳汁中の有用な成分を減少させ、
望ましくない成分を増加させます。

リパーゼは乳脂肪、プラスミンはカゼインを分解します

これは乳質悪化だけでなく生産量にも大きく影響してしまいます。

生産量が減少してしまうと経済的損失にも
つながってしまいます。
(詳しくは次回!)

このようなことが起こらないように
普段の衛生管理からシルキーディップを使用しませんか?

今回はここまでです。

次回は、「経済」というテーマで『乳房炎』についてお話します!

緑書房「牛の乳房炎コントロール」参照